展示室(企画展のご案内)  ※展示室での撮影はご遠慮ください。

展示室1「哲学へのいざない」 【展示棟1階]

  この展示室では、哲学をする、つまり、自分の頭で考えるきっかけとなるいくつかの仕掛けを用意しています。随所にちりばめられた、西田幾多郎を中心とした古今東西の思想家たちの言葉は、 訪れた人が自分で考えることの手助けとなるでしょう。

 タブレットでは、哲学者たちとの対談ゲームを遊ぶこともできます。
一階エレベーターホールに備え付けられた大型のディスプレイでは、西田幾多郎の人生をまとめたVTRを見たり、西田自身が書いた随筆の朗読を聴くことができます。 


展示室2「西田幾多郎の世界」 【展示棟2階】

 この展示室では、西田の遺品、原稿、書簡など、二百点以上におよぶ豊富な資料で彼の人生と人となりを紹介しています。
 西田が世界的に有名なのは、その哲学が認められたからですが、彼もまた一人の人間としてさまざまな苦難に出会い、多くの人と関わりながら生きました。

 彼は哲学者、研究者として学問に打ち込むだけでなく、子、夫、父として家族と関わり、教育者としては多くの弟子を育てました。また同じ時代に石川で育ち、ともに励ましあった友人たちがいました。
 
 
  西田幾多郎という人物の多面的な魅力を知ってもらうために、年代順に彼の人生を紹介するだけでなく、いくつかのテーマに沿った展示を行っています。
   
 展示室2には企画展示コーナーがあります。そこでは、さまざまなテーマで企画展を行っています。
       

 

展示室3「西田幾多郎の書」 【展示棟地下1階】

    展示室3では西田幾多郎の書を展示しています。彼は生涯に多くの歌を詠み、書を残しました。その独特な筆致は多くの人を魅了しています。
    
         
 

企画展

H30/3/27~H30/9/24
外国からの便り -西田幾多郎が絵葉書を通して見た世界-
関連イベント
 
講座
 
H30/5/27
 
「ヨーロッパにおける西田哲学の現在」               
哲学館館長
浅見 洋
H29/10/17~H30/3/25
木村素衞(もともり) -西田幾多郎に愛された教育哲学者-
関連イベント
     
対談
   
H30/2/12
   
「父・木村素衞からの贈りもの」               
ゲスト
木村素衞 四女               
張 さつき 氏
特別ゲスト
髙坂正顕 三男               
髙坂 節三 氏
聞き手
哲学館館長               
浅見 洋
講座
 
H30/2/24
 
「ある教育学論 -西田幾多郎と木村素衞の場合-」
金沢ふるさと偉人館館長
輪島 道友
H29/3/28~H29/10/9
未完の女性哲学者 -西田幾多郎の姪、高橋ふみ-
関連イベント
    
女性研究者対談
   
H29/7/2
   
女性と哲学 -研究者としてのキャリア               
東京大学教授
日本倫理思想史、仏教思想 
頼住 光子     
京都大学教授
近代日本哲学、翻訳学、女性哲学 
上原 麻有子     
進行
哲学館館長 
浅見 洋     
映画上映会
+哲学カフェ
 
H29/7/30
 
映画「ハンナ・アーレント」上映
哲学カフェ
進行
椙山女学園大学准教授
三浦 隆宏 
H28/11/1~H29/3/26
禅 -若き西田幾多郎の葛藤時代-【鈴木大拙館交流協定5周年記念特別展】
関連イベント
記念講演会
H29/1/29
円覚寺管長
横田 南嶺     
ギャラリートーク
H28/12/18
哲学館副館長、立教大学准教授
大熊 玄    
H29/3/12
大拙館学芸員
猪谷 聡
H28/6/28~H28/10/30
幾多郎と作太郎 -同じ悲しみを抱きながら-
関連イベント
特別講演会
H28/7/18
哲学館館長
浅見 洋
H28/2/2~H28/6/26
哲学者の随筆(エッセイ) -くだらぬことながら書きつけ置きて-
H27/6/9~H28/1/31
哲学者の歌

開催中の企画展

【外国からの便り-西田幾多郎が絵葉書を通して見た世界-】

西田幾多郎は、生涯で一度も外国に行ったことはありませんでしたが、京都大学での同僚や教え子の多くが留学をし、様々な国へ渡航しました。幾多郎とその家族は、その彼らから送られてくる絵葉書を楽しみにしていました。
もらった手紙は読んですぐに棄てたという幾多郎が、珍しく手元に残していた外国からの絵葉書を紹介します。
■期間
平成30年3月27日(火)~平成30年9月24日(月・祝)
■場所
石川県西田幾多郎記念哲学館
展示室2階 企画展コーナー
■観覧料
一般300円、65歳以上200円、高校生以下無料
■関連イベント
5月27日(日)13:30~ <終了しました>
講座「ヨーロッパにおける西田哲学の現在」
 西田哲学館館長 浅見洋 /参加費無料、申込不要


過去に開催した企画展

【木村素衞(もともり)-西田幾多郎に愛された教育哲学者-】

平成29年10月17日(火)~平成30年3月25日(日)
西田幾多郎から大きな影響を受け、戦後多くの教員に希望を与えた教育哲学者がいました。木村素衞(1895-1946/石川県加賀市出身)。
若くして貧しさと突然の病に苦しまされた彼は、失意の病床で哲学と出会い、西田幾多郎を師と仰ぎます。哲学・美学の研究に情熱を傾けながら、師の勧めにより教育学へ転向します。
苦悶のなかで教育哲学者となる木村ですが、モノづくりの思想を基盤にして独自の教育哲学を構築しました。同時に、信州の小中学校の教師たちからの要請に応え、熱心に教育現場へと講演に出向きました。
戦後は、日本の教育再建の方向を指し示す、アメリカ教育使節団に対応する委員に指名されます。大いに期待されますが、昭和21年2月12日微熱をおして講演に向かった信州で、51歳を目前にして急逝しました。 
没後も信州の教員たちは木村素衞を敬慕し続け、現在でも長野県下には5つの彼の碑が大切に守られ、その思想が息づいています。
雄大な信州の自然を愛した彼は、得意な絵や詩歌でその時々の情景を残しました。また、ささやかな日常の中にも美しさを見出す豊かな感性を持ち、ロマンチックな表現で日記や随筆を残し、時には恩師さえもユーモラスに描いています。幾多郎はこうした木村の境遇に同情し、また、その才能や人柄を愛しました。
ふたりの師弟関係を見つめながら、「愛の人」木村素衞を紹介します。
 
 

《木村素衞企画展関連イベント》

 
対談「父・木村素衞からの贈りもの」
  ゲスト    張さつき氏(木村素衞氏四女)
  特別ゲスト  髙坂節三氏(髙坂正顕氏三男)
     聞き手 浅見洋(当館館長)
日時:平成30年2月12日(月・祝)10:30~12:00
場所:当館 哲学ホール
講座「ある教育学論-西田幾多郎と木村素衞の場合-」
講師:輪島 道友(金沢ふるさと偉人館館長)
日時:平成30年2月24日(土)13:30~
場所:当館 哲学ホール
(本講座は、平成29年度西田幾多郎哲学講座の第10回講座です。)
 

【未完の女性哲学者-西田幾多郎の姪、高橋ふみ-】 

平成29年3月28日(火)~10月9日(月・祝)
 
高橋ふみ(1901-1945)は、東京女子大学で哲学論文を書き、東北帝国大学を卒業した石川県初の女性学士です。伯父・西田幾多郎と同じ哲学研究者としての道を志し、35歳でドイツへ渡り、ベルリン大学・フライグルク大学でも学びました。学術雑誌での哲学論文の掲載、哲学文献のドイツ語訳などを行い、研究者としてのキャリアを積んでいきますが、病のため道なかばで早世します。
女性が学問を続けることへの偏見が根強かった時代に、真の女子高等教育とは何かを問い、提言し続けた「おふみさん」。研究者として、教育者として、自分の道を追求し続けた一人の女性哲学者を紹介します。 
 
知識は女性の将来の天性をそこなうものではなく、かえって豊かにし、深くするものであることは例をあぐるにいとまないほどであります。欠くる所なき女性は知識的に磨かれることによって、一層その輝きを加へるということが出来ましょう。
(ラジオ講演「女子教育における知識の問題について」一九三六年一月六日)
 

《高橋ふみ企画展関連イベント》 

 
Ⅰ女性研究者対談: 女性哲学-研究者としてのキャリア
平成29年7月2日(日)13:30-15:00 哲学ホール
賴住 光子(東京大学教授/日本倫理思想史、仏教思想)
提題1「真理を求めた女性たち-仏教と女性
上原麻有子(京都大学教授/近代日本哲学、翻訳学、女性哲学)
提題2「哲学する女性たち-『女大学』的教育への挑戦
進行・浅見洋(哲学館館長)
Ⅱ映画上映会+哲学カフェ
平成29年7月30日(日)
映画「ハンナ・アーレント」上映 ①10:00-12:00 ②13:00-15:00
哲学ホール
哲学カフェ 15:15-17:00
展望ラウンジ/定員15名
進行・三浦隆宏(椙山女学園大学准教授)

【鈴木大拙館交流協定5周年記念特別展
「禅-若き西田幾多郎の葛藤時代-」】


平成28年11月1日(火)~平成29年3月26日(日)まで
(展示室2階企画展示コーナーにて)

西田幾多郎が参禅修行を始めた20代後半、就職はうまくいかず各地を遍歴し、結婚し子どもを持ったものの安定することへの葛藤を抱えていました。禅修行に励む日々は30代後半までの約10年間続き、一足先に参禅をしていた鈴木大拙からも大きな影響を受けています。
後に大拙は禅(ZEN)を世界に広める思想家となり、幾多郎は日本を代表する哲学者となりますが、彼らにも互いに苦悩を伝え合う葛藤時代がありました。
当展は鈴木大拙館(金沢市)との交流協定5周年を記念し、幾多郎と大拙の交流を紹介しながら、哲学者・西田幾多郎が禅と向き合った若き日々を描きます。

ギャラリートーク
「幾多郎と禅語」 大熊玄(副館長、立教大学准教授)
  12月18日(日)11時から(40分程度)
「思索と体験」 猪谷聡(鈴木大拙館学芸員)
  3月12日(日)11時から(40分程度)
※展示室2階企画展コーナーにて



鈴木大拙館企画展「思索と体験」
平成28年11月16日(水)~平成29年1月29日(日)まで
鈴木大拙館にて)

【幾多郎と作太郎-同じ悲しみを抱きながら-】

平成28年6月28日(火)~10月30日(日)まで

西田幾多郎と学生時代からの親友・藤岡作太郎。ともに幼い娘を亡くし、深い悲しみを共有しました。机を並べた青春期のほほ笑ましいエピソードや、名文「『国文学史講話』の序」が生まれた背景など、ふたりの交流について紹介します。

企画展図録発売中(1冊350円)
展示室観覧者割引 1冊200円
※観覧券の半券をご提示ください。

企画展特別講演会
日 時:7月18日(月祝)13:30~15:30
会 場:哲学ホール
企画展「幾多郎と作太郎-同じ悲しみを抱きながら-」 に関連して、館長・浅見洋がお話します。

【哲学者の随筆(エッセイ)-くだらぬことながら書きつけ置きて-】

平成28年2月2日(火)~6月26日(日)まで

西田幾多郎は多くの哲学論文を書きましたが、それ以外に随筆と呼ぶことのできる短い文章も数多く残しました。一言に随筆といっても哲学・思想をテーマにした小文から随想、追憶、文芸批評の形を取ったものまで様々な内容があります。こうした多用な随筆に共通する特徴は何かあるでしょうか。それらは哲学論文とどう違うのでしょうか。
本展では西田幾多郎が書いた、それぞれ特徴的な形式の随筆を四つ取上げ、残された言葉と残された物を紹介します。

展示内容は『点から線へ』65号に掲載されています。

【哲学者の歌】

平成27年6月9日(火)~平成28年1月31日(日)まで

西田幾多郎が生前に発表した「歌并(ならびに)詩」、「鎌倉雑詠」という二つの詩作群を、西田幾多郎自身の筆による短冊や掛け軸、書簡などにより紹介します。それらの詩がはじめて載った雑誌や、当時の西田が書いていた哲学論文の原稿なども公開します。