近日開催の講演会・講座・各種イベント

企画展『奥能登の風光』

会期:10月1日(火)~2025年3月23日(日)

故郷を思う私の気持の基礎になっているのは、文明や文化の毒に災いされずにまだ多く残っている、古代的な(という意味は原日本的な)風光の跡である。(西谷啓治「奥能登の風光」より)

西田幾多郎の教え子で、石川県能登町宇出津(うしつ)出身の哲学者、西谷啓治(1900-1990)。その生涯のうち、実際に奥能登に住み、過ごした時間は短いものでしたが、故郷をこよなく愛し、度々足を運んでいました。
令和6年元旦に発生した地震により、その奥能登の風光も大きく変化しました。故郷の風光が護持されることを願った西谷がこの災害に直面していたとしたら、どのように感じ、どのような言葉を紡いだでしょうか。
西谷が残した言葉を通して、これからの能登のこと、それぞれの「ふるさと」のことを考える契機となれば幸いです。
 2024年度寸心読書会
西田幾多郎
『善の研究』を読む―第二編「実在」―
 
1947年から続いている、一般の人を対象とした読書会です。
西田幾多郎の代表作『善の研究』を、一章ずつ読み進めます。
初めて読む方も、一人ではなかなか読むことができないという方も、お気軽にご参加ください。
講師:山本 英輔 氏(金沢大学教授)
定員:50名 ※要申込、先着順(年間受講できる方)
参加費:無料
テキスト:西田幾多郎『善の研究』
     (テキストをご持参ください。哲学館でも購入できます。)
時間:13:30~15:00
期日 内容
第1回 4月20日(土) 考究の出立点 第1章
第2回 5月18日(土) 意識現象が唯一の実在である 第2章
第3回 6月15日(土) 実在の真景 第3章
第4回 7月20日(土) 真実在は常に同一の形式を有って居る 第4章
第5回 10月19日(土) 真実在の根本的方式 第5章
第6回 11月16日(土) 唯一実在 第6章
第7回 12月21日(土)  実在の分化発展 第7章 
第8回 1月25日(土)  自然 第8章
第9回 2月15日(土) 精神 第9章
第10回 3月15日(土) 実在としての神 第10章 
【2024年度 西田幾多郎哲学講座】年10回
 
1990年から続く一般対象の哲学入門講座です。様々な角度から哲学・宗教・芸術・倫理などについて学びます。1回から受講できますので、気軽にご参加ください。


   受講料 1回:500円、年間:2,000
【各回受講】申し込み不要です。直接会場へお越しください。
【年間受講】申し込みは随時受け付けております。
※受講をご希望の方は、住所・氏名(フリガナ)・電話番号を、電話・FAXE-mailなどにて、お申し込みのうえ、当日受付で受講料をお支払いください。


※講座が中止になった場合、年間受講料の返金はいたしかねますのでご了承ください。
※個人情報は、当館主催事業に関する目的以外には使用しません。

5月25日(土)
午後1時30分
図書館社会教育の実践者・中田邦造
-西田哲学から受け継がれたもの- 
浅見 洋 氏
石川県西田幾多郎記念哲学館館長
6月22日(土)
午後1時30分
立山信仰と立山曼荼羅の世界
 
福江 充 氏 
北陸大学教授
7月6日(土)
午後1時30分
パスカル『パンセ』入門①
-「自己愛」から「慈愛」へ-
山上 浩嗣 氏
大阪大学教授
7月7日(日)
午前10時
パスカル『パンセ』入門②
-「考える葦」から「賭け」へ-
10月26日(土)
午後1時30分
現代に生きる西田哲学(1)
純粋経験:ありのままの現実
櫻井 歓 氏
日本大学教授
10月27日(日)
午前10時
現代に生きる西田哲学(2)
他者とともに生きる世界
11月23日(土・祝)
午後1時30分
手話はなぜ言語と言えるのか
-言語学・心理学・脳科学の知見から-
※手話通訳があります
武居 渡 氏(講演)
金沢大学教授
 × 
山本 英輔 氏(聞き手) 
金沢大学教授   
12月7日(土)
午後1時30分
エマニュエル・レヴィナス入門
――ある〈脱出〉の哲学
平石 晃樹 氏
金沢大学准教授
2025年3月1日(土)
午後1時30分
西田幾多郎と木村素衛
-京都学派教育学の系譜-
西村 拓生 氏
立命館大学教授
3月2日(日)
午前10時
木村素衛の教育思想
-「一打の鑿」と「表現愛」-

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