近日開催の講演会・講座・各種イベント

西田幾多郎没後80年特別展『書き続けた論文-西田幾多郎の終焉-』

会期:2025年3月25日(火)~9月28日(日)

西田幾多郎は一九四五(昭和二十)年六月七日、鎌倉の自宅で亡くなりました。七十五歳の生涯を終える直前まで、幾多郎は自らの考えを形にし、それを後輩たちに理解してもらいたいと願いながら、必死に書き続けました。同時に、戦況が悪化し紙の配給が途絶えるなかで、幾多郎の論文刊行に尽力した多くの人々がいました。幾多郎の決死の覚悟と、その願いを叶えようと奔走する彼等の姿を紹介します。

 ヘーゲルがイェーナでナポレオンの砲弾を
 聞きつゝ現象学を書いてゐたといふつもりで
 毎日決死の覚悟を以て書いてゐます
 (1945年4月12日、久松真一宛書簡)
 2025年度寸心読書会
西田幾多郎
『善の研究』を読む―第三編「善」―
 
1947年から続いている、一般の人を対象とした読書会です。
西田幾多郎の代表作『善の研究』を、一章ずつ読み進めます。
初めて読む方も、一人ではなかなか読むことができないという方も、お気軽にご参加ください。
講師:山本 英輔 氏(金沢大学教授)
定員:50名 ※要申込、先着順(年間受講できる方)
参加費:無料
テキスト:西田幾多郎『善の研究』
(テキストをご持参ください。哲学館でも購入できます。)
時間:午後1時30分~3時
期日 内容
4月19日(土) 行為 上 第一章
5月10日(土) 行為 下 第二章
6月14日(土) 意志の自由 第三章
7月19日(土) 価値的研究 第四章
10月18日(土) 倫理学の諸説 その一 第五章
11月15日(土) 倫理学の諸説 その二 第六章
12月20日(土)  倫理学の諸説 その三 第七章 
1月24日(土)  倫理学の諸説 その四 第八章
2月21日(土) 善(活動説) 第九章
3月21日(土) 西田の倫理学思想-まとめ-  
【2025年度 西田幾多郎哲学講座】年10回
 
1990年から続く一般対象の哲学入門講座です。様々な角度から哲学・宗教・芸術・倫理などについて学びます。1回から受講できますので、気軽にご参加ください。

受講料:1回500円、年間2,000円
会場:石川県西田幾多郎記念哲学館 哲学ホール
申込方法
〔各回受講〕申し込み不要です。直接会場へお越しください。
〔年間受講〕申し込みは随時受け付けております。
※住所・氏名(フリガナ)・電話番号・(お持ちの方は)メールアドレスを、電話・FAXE-mailなどにて、お申し込みのうえ、当日受付で受講料をお支払いください。

※講座が中止になった場合、年間受講料の返金はいたしかねますのでご了承ください。
※個人情報は、当館主催事業に関する目的以外には使用しません。
5月17日(土)
13時30分

15時30分
西田幾多郎
-絶筆にこめられた思い- 
浅見 洋 氏
石川県西田幾多郎記念哲学館館長
6月28日(土)
13時30分

15時30分
死者からのケアと無心のケア 坂井 祐円 氏 
真宗大谷派僧侶、仏教カウンセラー
9月27日(土)
13時30分

15時30分
裏口からのスピノザ入門①
言論の自由を滅ぼそうとする国は、滅びる
吉田 量彦 氏
東京国際大学教授
9月28日(日)
10時
~12時
裏口からのスピノザ入門②
自由意志のない世界を、自由に生きる
10月11日(土)
13時30分
15時30分
西田幾多郎と浄土真宗 名和 達宣 氏
真宗大谷派教学研究所所員
10月12日(日)
10時
~12時
京都学派の哲学と親鸞
11月29日(土)
13時30分

15時30分
ロールズ正義論入門
-社会の「正しさ」を求めて-
児島 博紀 氏 
富山大学講師   
12月13日(土)
13時30分

15時30分
これからの社会で「クリティカルシンキング」をどう生かすか 菊地 建至 氏
金沢医科大学准教授
2026年3月7日(土)
13時30分
15時30分
〈いのち〉から問われる
-フランクルが歴史に応答したこと-
岡本 哲雄 氏
関西学院大学教授
3月8日(日)
10時~12時
〈いのち〉に応答する
-フランクルから人を育むことの意味を考える-

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